2015年08月05日
WALTHER P.38
しばらく更新できず、ネタが溜まってきました。
自分が後で振り返ることのできる日記的な意味でスタートしたのに、溜めたら意味がないということでそろそろ。
今回は数ヶ月前に入手してそのまま眠っていたマルゼン ワルサーP38 ac40です。


とりあえずなにも手を加えず、そのままの状態です。
「超」がつく有名な銃なので必要ないかもしれませんが軽く実銃について触れますと、
P38はドイツ、ワルサー社で1937年に〝HP〟として開発され、1938年にドイツ軍に〝P38〟として採用。それまでドイツ軍に使用されていたP08の後継者となりましたが、実際には完全に置き換わること無く終戦を迎えます。
他の国の軍用銃と同様に終戦までに複数のメーカーで製造されたゴリゴリの軍用銃です。
戦後も名を変え、改良され、90年代まで使用され続けます。

P38には製造されたメーカー名ではなく、メーカーを表すコードが打たれ、
「ac40」は、ワルサー社で1940年製造に製造されたことを示します。
マルゼンac40は見ての通り全面シルバーのピカピカ。
当然、当時ステンレス製のP38はありませんでしたが、
これはP38やP08のカスタムで有名な
ジョン・マーツ氏のカスタムP38を真似た物で、操作系のパーツがシャンパンゴールドになっている点も同じです。
マーツカスタムが特集されたGUN誌を持っていたはずなんですが、見当たらないので興味ある方はググッて頂いて...。
それ以外にも実銃(と思われる)画像を漁ると、
ニッケルメッキされた物など、探せばシルバーのP38はチラホラありました。




シリアルナンバーは画像処理で消しています。2枚目なんか同じac40です。
P38でシルバーなんて邪道!と思われそうですが、めっちゃカッコいいのでコレにしました。
P38に強い思い入れがある人は多いと思いますが、僕もその一人。
1911やリボルバー、SIGやGLOCKやベレッタ等、好きな銃は沢山あっても
P38だけは特別扱い。別枠です。
それはもちろんナチスドイツの軍用銃だからでは無く、ルパン三世愛用だから。


日本でP38と言うと、どうしてもドイツの軍用銃というよりルパン三世が先に来るでしょうね。
僕自身ディープなルパンファンです。

パーツに細かく打たれた刻印。


綺麗なヘアライン。


同社のP99やPPK/Sと違い本体にライセンス刻印などは打たず、
マルゼンの刻印もKSCのような〝隠し刻印〟ですので、外観の雰囲気は良いです。
ライセンス刻印自体は嫌いじゃないし、
できればランパントクラシックやリアルマッコイズみたいに
見えないところ、グリップ外したところのフレームなんかに“正式だぜ”刻印が書いてあったりしたら
正式っぽくて気分が上がります。(バカっぽい)
カートリッジインジケーターは、機能はありませんが稼動式。
BB弾の有無に関係なく、スライドが閉鎖すると押されて飛び出ます。
実銃であれば、カートリッジが装填されると飛び出るピンです。

同社のPPK/Sにも是非採用して貰いたい。(何年も前に発表したきりのPPK待ってますよ〜マルゼンさん。)
仕様変更された箱は木箱風で机と同化しています。

通常分解すると、フレーム、スライド、バレルの3つに分かれるだけ。

この辺は1911よりずっと良いですね。さすがドイツ銃。
ただ、マルゼンのP38はリコイルスプリングのガイドロッドが外れやすく、分解した時ピョンと飛ぶことがあります。
実銃は、スプリングを後方から抜いてからでないとロッドが外れない構造になっており、紛失しにくくなっています。
それから、よく言われる薬莢の左側排出についてですが
説として最も多く目にするのは、
「左ハンドルの自動車(つまりドイツ車)を運転中、窓から左手を出し射撃した場合を考えて〜」
と言うもの。
これはすごく違和感がありますよね。(え?そもそもそんな説、聞いた事無い?)
この事に関しては、
実銃を使って日本語で詳しく解説している方がいますが、
ミリブロの方ではなく、勝手にリンクを貼るのもどうかと思うので、
興味ある方は「ワルサー 排莢 左」とか検索して頂くとして、
ザックリまとめると、
右利きの人基準にスライド左側にセフティ&ディコッキングレバーを配置
↓
その為、スライド左側にレバー用の大きな穴と溝が掘られ肉厚が薄くなる。
↓
仕方なくオートマティックファイアリングピンブロックが肉厚なスライド右側へ
↓
当然ファイアリングピンブロックを解除するバーはその下で、フレーム右側へ
↓
大きなセフティやディコッカー関係のパーツが左側へ
↓
あ!エジェクターが右側しか置く所が無い!
↓
結果薬莢は左側へ。
と言うのが、(わかりにくいまとめですが)この方の説で、
これが正解なんじゃないかな〜と思っています。
右利きに合わせたデザインの結果、薬莢が右利きに邪魔な左に飛ぶというのが面白いですね。
スライドを肉厚にして強度を確保すれば右排莢にするのは簡単だそうですが、
P38はただでさえスライドがデブいのでこれ以上は。。。
最後にP08と。

今の銃には無い魅力です。
長くなって来たので続く…。かもしれないし、続かないかもしれない。
自分が後で振り返ることのできる日記的な意味でスタートしたのに、溜めたら意味がないということでそろそろ。
今回は数ヶ月前に入手してそのまま眠っていたマルゼン ワルサーP38 ac40です。


とりあえずなにも手を加えず、そのままの状態です。
「超」がつく有名な銃なので必要ないかもしれませんが軽く実銃について触れますと、
P38はドイツ、ワルサー社で1937年に〝HP〟として開発され、1938年にドイツ軍に〝P38〟として採用。それまでドイツ軍に使用されていたP08の後継者となりましたが、実際には完全に置き換わること無く終戦を迎えます。
他の国の軍用銃と同様に終戦までに複数のメーカーで製造されたゴリゴリの軍用銃です。
戦後も名を変え、改良され、90年代まで使用され続けます。

P38には製造されたメーカー名ではなく、メーカーを表すコードが打たれ、
「ac40」は、ワルサー社で1940年製造に製造されたことを示します。
マルゼンac40は見ての通り全面シルバーのピカピカ。
当然、当時ステンレス製のP38はありませんでしたが、
これはP38やP08のカスタムで有名な
ジョン・マーツ氏のカスタムP38を真似た物で、操作系のパーツがシャンパンゴールドになっている点も同じです。
マーツカスタムが特集されたGUN誌を持っていたはずなんですが、見当たらないので興味ある方はググッて頂いて...。
それ以外にも実銃(と思われる)画像を漁ると、
ニッケルメッキされた物など、探せばシルバーのP38はチラホラありました。



シリアルナンバーは画像処理で消しています。2枚目なんか同じac40です。
P38でシルバーなんて邪道!と思われそうですが、めっちゃカッコいいのでコレにしました。
P38に強い思い入れがある人は多いと思いますが、僕もその一人。
1911やリボルバー、SIGやGLOCKやベレッタ等、好きな銃は沢山あっても
P38だけは特別扱い。別枠です。
それはもちろんナチスドイツの軍用銃だからでは無く、ルパン三世愛用だから。


日本でP38と言うと、どうしてもドイツの軍用銃というよりルパン三世が先に来るでしょうね。
僕自身ディープなルパンファンです。

パーツに細かく打たれた刻印。


綺麗なヘアライン。


同社のP99やPPK/Sと違い本体にライセンス刻印などは打たず、
マルゼンの刻印もKSCのような〝隠し刻印〟ですので、外観の雰囲気は良いです。
ライセンス刻印自体は嫌いじゃないし、
できればランパントクラシックやリアルマッコイズみたいに
見えないところ、グリップ外したところのフレームなんかに“正式だぜ”刻印が書いてあったりしたら
正式っぽくて気分が上がります。(バカっぽい)
カートリッジインジケーターは、機能はありませんが稼動式。
BB弾の有無に関係なく、スライドが閉鎖すると押されて飛び出ます。
実銃であれば、カートリッジが装填されると飛び出るピンです。

同社のPPK/Sにも是非採用して貰いたい。(何年も前に発表したきりのPPK待ってますよ〜マルゼンさん。)
仕様変更された箱は木箱風で机と同化しています。

通常分解すると、フレーム、スライド、バレルの3つに分かれるだけ。

この辺は1911よりずっと良いですね。さすがドイツ銃。
ただ、マルゼンのP38はリコイルスプリングのガイドロッドが外れやすく、分解した時ピョンと飛ぶことがあります。
実銃は、スプリングを後方から抜いてからでないとロッドが外れない構造になっており、紛失しにくくなっています。
それから、よく言われる薬莢の左側排出についてですが
説として最も多く目にするのは、
「左ハンドルの自動車(つまりドイツ車)を運転中、窓から左手を出し射撃した場合を考えて〜」
と言うもの。
これはすごく違和感がありますよね。(え?そもそもそんな説、聞いた事無い?)
この事に関しては、
実銃を使って日本語で詳しく解説している方がいますが、
ミリブロの方ではなく、勝手にリンクを貼るのもどうかと思うので、
興味ある方は「ワルサー 排莢 左」とか検索して頂くとして、
ザックリまとめると、
右利きの人基準にスライド左側にセフティ&ディコッキングレバーを配置
↓
その為、スライド左側にレバー用の大きな穴と溝が掘られ肉厚が薄くなる。
↓
仕方なくオートマティックファイアリングピンブロックが肉厚なスライド右側へ
↓
当然ファイアリングピンブロックを解除するバーはその下で、フレーム右側へ
↓
大きなセフティやディコッカー関係のパーツが左側へ
↓
あ!エジェクターが右側しか置く所が無い!
↓
結果薬莢は左側へ。
と言うのが、(わかりにくいまとめですが)この方の説で、
これが正解なんじゃないかな〜と思っています。
右利きに合わせたデザインの結果、薬莢が右利きに邪魔な左に飛ぶというのが面白いですね。
スライドを肉厚にして強度を確保すれば右排莢にするのは簡単だそうですが、
P38はただでさえスライドがデブいのでこれ以上は。。。
最後にP08と。

今の銃には無い魅力です。
長くなって来たので続く…。かもしれないし、続かないかもしれない。
Posted by M.B.Tom at 19:11│Comments(0)
│マルゼン P38
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