2014年07月05日
COLT S.A.A.

以前持っていたマルシンの金属モデルガン Colt S.A.A.のバットマスターソンモデルはとても出来が良くイイものでした。
オークションにたまに出てきても、未だに高値で取引されていますし、
生産も終了しているようですから、今後さらに貴重な物になっていくでしょう。
このバットマスターソンを狙ってオークションをウロウロ、入札しては競り負けて
を繰り返していました。
そんな中見つけたのがコレ。


ランパント・クラシック!!
バットマスターソンを諦めて、
S.A.A.最高峰と言われるランパント・クラシックに手を出した訳ですが、はたして正解だったのか...不正解だったのか...!?
物自体は125挺限定で販売されたS.A.A. 1st Gen 5 1/2 CIVILIAN PRODUCTION
つまりはブラックパウダー時代の5.5インチ民間モデルです。
実銃のS.A.A.はバリエーションごとに愛称があり、
民間44-40口径モデルの「フロンティア・シックス・シューター」
民間45口径モデルの「ピースメーカー」
砲兵向け約5.5インチモデルの「アーティラリー」
騎兵向け約7.5インチモデルの「キャバルリー」
エジェクターレスの「シェリフズ」等々があり、
民間向けのモデルはまとめて「シビリアン」と呼ばれ、もっとも代表的な4.75インチをはじめとする各種銃身長が用意されていたと。
まぁ、S.A.A.はその後たくさんの口径バリエーションや色々なモデルがあるので、これだけで分けれるほど簡単なモデルではないんですが...。
さて、モデルガンに話を戻しますと、
このモデルはZDCーM(メタルロックライト)と言うカッコいい名前をつけられた亜鉛合金製です。
そのため全身金ぴか+銃身は完全に塞がっています。
まずは外箱。


真っ黒でシンプル。
サイドにはモデルガンである注意書きと、米国COLT社正規指定模型という謳い文句が。

外箱を外すと、何とも高級感のあるケース。

サイドには金属のプレートにモデル名やシリアルナンバーが押されています。
はりきってオープン!

中々高級感があっていいですね〜。
しかし、こんなにたくさんカートリッジの収納スペース空けちゃって。ダミーカートリッジ買えと...?w
マルシンのバットマスターソンも一見高級感あるパッケージですが、実際手に取ると、薄いケースとスポンジの質感がイマイチだったのを覚えています。
説明書・資料・証明書・ハガキが付属。

初回生産50挺が18Kシャンパンゴールド、基本カラーが24Kイエローゴールドで190挺、18Kピンクゴールドが10挺(!)の生産で、計250挺。
内、セレクトAとセレクトBそれぞれ125挺ずつ。
このモデルはセレクトBでスタンダードなイエローゴールドです。

セレクトBなので、パテント関連の刻印の横にコルトランパントマークが!
このマークがセレクトBを選んだ決め手でした。
セレクトAの方は当時の最もスタンダードな刻印を再現したモデルで、派手さの無いシンプルで美しい刻印です。
セレクトBは1890年当時にわずか4ヶ月の期間、320挺のみ(350挺説あり)生産された希少モデルを再現したということで、
本当ならセレクトAの方が正統派な気がしますが、やっぱりこの馬のマークには惹かれる物があります。

バレルは前述の通り、きっちり埋まってます。そしてここに“COLT”のエンブレム!
これ好きですね〜。これならバレルが埋まってても絵になります。
エジェクターヘッドはこの時代のモデルですでにハーフムーンタイプ。セレクトAはフルムーンタイプでの再現です。

コロリとシリンダーを外すと、削り出しのような(言い過ぎ?)綺麗なシリンダーが!

なんとフォーシングコーン部分にまでライフリングの再現が。(ちょっとオーバー)

リコイルプレートまで再現。やるなぁ。

トリガーガードを外すとランパントクラシックの刻印。
よく言われることですが、見えない部分にこういったメーカー刻印が入っているのは良いですね。
隅々まで抜かり無く、素晴しいモデルガンです!...と、
まとめたい所ですが、不満が無い訳でもありません。
個体差もあると思いますが、メッキの品質は決して最高とは言えません。
特にフレームとトリガーガード、バックストラップ等に所々、小さな浮き(膨らみ)が出来ています。
ピカピカな24Kメッキなので、余計に粗が目立ってしまっています。今の所唯一の残念ポイントです。
それからこの個体はハンマーに傷があるので、いつかパーツに巡り会えたら交換しようと思います。(写真は盛大に自分が映り込んでいてみっともなかったので無しw)

新旧コルトリボルバー。
ランパントS.A.A.はイエローゴールドのハズなんですが、コクサイパイソンはさらにイエローです。

1911と。
現在でもコルト社のラインナップに残る...
と言うか、ハンドガンはS.A.A.と1911くらいしか残ってない。(泣)
最後に三挺で。

結局ウチのハンドガンは全てコルト!
コルトよ..頑張ってください。